東日本大震災から7年が経ちました。
根本にある問題については
私たちはずっと足踏みばかりしているような気が
私はしています。
皆さんはどんな気持ちで7年目を迎えますか?
今年もしゃぼん玉を吹きながら歩いて家まで帰ろうと思いますが
歩くだけで良いのだろうかという気持ちも
今年は特に感じています。
歩いて移動する様子を
Twitter / Instagram / Facebook に
投稿し続けます。
ハッシュタグは
#シャボン玉2018
#soap_bubbles2018
とつけています。
よかったら、あなたの今いる場所から
シャボン玉を吹いて
歩いて
あなたのお家まで
歩いて帰ってみてください。
見落としていた何かを
あの日のように
何かを
歩く中で見つけられるかも知れません。
世界中がしゃぼんだまで追悼の意を表する日を作ろう。
いつもは電車に乗る道を、歩いて帰ってみよう。
この足を支えてくれていると思った地面が揺れて
7年が経とうとしている。
大きな事故が起きて
ようやく過去の選択が
大きな過ちだったかもしれない可能性を考えた。
大丈夫だと我々を安心させて盲目になっていたことが
文字通り大きく揺れ崩された。
自らの足で歩かざるを得なくなった時
初めて見えたものがたくさんあった。
たくさんの犠牲者を出してしまった。
ショックだった。
頭を強く打たれたような
とは、こういうことかと知った。
彼らのおかげで目が冴えわたったとも言えないか。
私たちはあの時心に決めたことを
まだ覚えているだろうか。
この7年で
それが些細な歩みであったとしても良い
私の歩みは前に進んでいるだろうか。
目的地は
まだ見失わずに歩いているだろうか。
私たちは日々変動する地球と共に生きている。
年に一度、自らの足で歩いて、愛する我が家に帰る。
淡く、儚いシャボン玉が
どうか無事に天まで届くようにと
祈りを託して。
ひたすら歩いて動かす足の感覚は
次第にモーターで動かす機械のように
交互に、右、左、右、左と前に出すだけになるが
街の景色は緩やかに変化し
時に見つける発見に
休息を得、希望を感じる。
私は歩くのが好きだ。
あの日、交通麻痺で混乱した都市の道も
きっと絶望ばかりではなかった。
自らの身体を使ってその感覚を味わいながら
インターネットのSNSを通じて
歩いて帰る様子をリアルタイムに中継する。
2018.3.11 三木麻郁
シャボン玉ステーション 設置場所
協力(敬称略)
ビアパブイシイ
松蔭PLAT
good sleep baker
麹中
COUZT CAFE + SHOP
Capleville写真館&カフェ
TRATTORIA NOBI
YOL Cafe Frosch
Noblesse Oblige
ABOUT
美術家 / Artist
三木麻郁 / Maaya Miki
東京を拠点に活動。
1987年 生まれ。
2013年 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業。
2015年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
この世界を構成するものへの関心が制作動機の起点にある。
それは言語だったり、人だったり、見上げた空の向こうだったり、蕾の数理だったりする。
私は世界の一端にしか触れられないことに謙虚に真摯になりたいと思う。
数式に具体的な形状を与えた「mathematics」や、言語、星座図といった記号表記をオルゴールのためのコードに変換させた「プストタに鳴る鐘」「誕生の讃歌」、3Dプリンターで作られた医療器具を用い、その開発者と共同制作した「とほくおもほゆ」(2023)などを制作。
文学、数学、天文学、音楽など異分野の研究を領域を往来しながら、既存の規則を調整し、別の装置に置換、出力する。その際のルールは、観測結果から決まることもあれば、共感覚とも言えるような、理論的説明が不可能な独自のルールによって決められることもある。ルールによって再構築された偶然的な出会いを取り込み、表出するという手段をとることが多い。固定観念からほんの少し脱輪させることで見える(感じる)風景を、様々なメディアを通して再現を重ねることで、私たちが見慣れてしまった世界の俯瞰を試みている。
継続的なプロジェクトに「誕生の讃歌」(2012~)、「3.11にシャボン玉を吹きながら歩いて家に帰る」(2012~)。
Maaya Miki
Artist
Born in Osaka on 1987. Live in Tokyo.
2013 Department of Oil painting, Musashino art university
2015 Department of Intermedia art, Graduate school of Fine arts,Tokyo university of the art
" mathematics " are sculptures made of papers that Miki gave a unique shape to a formula, " Bell Ringing in пустота (emptiness) " and " Hymn of birth " are installations that people who visit exhibitions play music boxes which have special cards exchanged star charts and language to dot code, they are the most important Miki's artworks.
She make her artworks coming and going to some fields ; literature, mathematic, astronomy and music, and exchanging stereotypical rules and conceptual manners to anything else, she approaches that another world may be in the world where we see. She always hope to think how do we get the world without the fight, relations considerate for all people and right eyes to look at the world more beautiful through her works.
Link
Instagram / facebook / You tube
Design&Illustration
https://mikimaaya.wixsite.com/mysite
Art Education
https://porque-art.tumblr.com/
Mail : maaya.miki@gmail.com
2010/08/27 HP開設
Copyright ©Maaya Miki all rights reserved
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